6月13日午後よりNPO法人人材派遣・請負会社サポートセンター主催の
「労働者派遣法再改正の動きと人材サービスの今後を考える」に参加しました。
http://www.npo-jhk-support119.org/
第一部は「法学からみたーこれからの雇用社会と労働者派遣という生き方」
講師は神戸大学大学院法学研究科・大内伸哉教授。
第二部「経済学からみたーこれからの雇用社会と労働者派遣という生き方」
講師は一橋大学経済学研究科・川口大司教授。
同じ課題を法学と経済学の立場から解く講演でした。
法学の大内教授は派遣法制定から今日までの流れを判例を交えて(黙示の労働契約論)
派遣法改正で残された問題、そして派遣を活かす発想とお話が進み、
経済学の川口教授は日本型雇用慣行の源流から始まり、
非正規社員化の流れをを数値的分析から解き、
そこから今後の見込みを立証する内容でした。
驚いたのは両教授とも「派遣・請負労働者の保護」と
「派遣請負労働者への適切な職業機会の提供」を指摘された事。
人材育成センター職員として我が意を得たりと思うと同時に
我々労供労組としてどこまで教育宣伝を展開する事が出来るのか?
深く考えさせられる充実したセミナーでした。
(人材育成センター)