安倍政権は、ついに7月1日午後、首相官邸で臨時閣議を開き、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲をした。自衛隊の海外での武力行使に道を開き1954年の自衛隊発足以来堅持してきた専守防衛の理念を投げ捨て、憲法9条を憲法改正によらず破壊した。

安倍首相は行使の裏付けとなる自衛隊法などの法整備を指示したことを明らかにし「準備でき次第、国会に法案を提出すると豪語している。次の臨時国会において関連法が整備されれば、「密接な関係がある国への攻撃」を阻止するために自衛隊は海外での戦争に参加することとなる。

この間の安倍政権の行ってきたことは、単に平和破壊だけではなく、労働法制から社会保障まで人権破壊、生活破壊の攻撃に他ならない。私たちはこれまでも東京平和運動センター、平和フォーラム、戦争を許さない1000人委員会に積極的に参加してきた。また、連合が進める労働保護法制、社会保障の破壊に反対する行動も取り組んできた。その意味で、今回の密室における与党協議で解釈改憲を強行したことを断じて許すわけには行かない。

今後も全国の仲間と共に安倍政権と真っ向から対決する。