2018年5月23日(水)星陵会館
「白タク合法化阻止! 安全な地域公共交通を守る 5.23集会 無責任な白タクなどこの国には必要ない!!」 東京永田町 星陵会館にて、ハイタク労働者総決起集会実行委員会の主催で行われた。
ハイタク労働組合8組織を中心に国会議員、各省庁担当者を交え400人超が結集し会場は立ち見が出るほどだった。 伊藤 実(全自交)実行委員長の挨拶で開会した。
来賓の全国ハイヤー・タクシー連合会 坂本 克己最高顧問、日本労働弁護団 菅 俊治弁護士の挨拶があった。
続き各政党からの激励があり、超党派の連帯が確認された。
立憲民主党 道下大樹 衆議院議員
国民民主党 小宮山 泰子 衆議院議員
公明党 伊藤 渉 衆議院議員
社会民主党 吉川はじめ 衆議院議員
日本共産党 本村 伸子 衆議院議員
自公総連 菊池 和彦 本部書記長の基調提案があり8名の決意表明が始まった。
我々、新運転東京からは、佐々木克己 副執行委員長が登壇し以下の決意を表明した。
本日、全国からご参集頂いたハイタク労働者の皆さん、本当にご苦労様です。今私たちは一世紀を超えるハイタク産業の歴史の中でも最大の危機に直面しています。政府と経済産業省が推し進める所謂プロジェクト型 規制のサンドボックス 制度は、グローバルな第4次産業革命に乗り遅れるなと言わんばかりに申請があれば例外なく、既存の規制を緩めてまでも、省庁横断的に評価委員会が主務大臣を通じて実証実験等を認める措置を講じるとなっており、5月16日に参議院で可決成立してしまいました。
すなわち結果としてウーバー等が道路運送法や運輸規側を無視して、素人運転者に有償運送させる機会が開かれたのです。しかしご存知のように世界一の高評価を得ている日本のハイタク産業は、利用者の安心・安全の確保を究極の目標として長年に渡り政労使が協調し培ったきたものであります。
それは、道路運送法の第1条の目的に明確に謳われているように、適正かつ合理的な事業運営、利用者の輸送における安全性・利便性」の確保、更にそれらによって公共の福祉を増進させることなのです。
しかしこの道路運送法等を無視させる規制のサンドボックス制度すなわち 生産性向上特別措置法案 及び産業競争力強化法等の一部を改正する法律案が可決してしまった以上、事業としてのハイタク産業の壊滅、運転者の雇用喪失、利用者の安全・安心・利便性の崩壊に繋がるのは火を見るよりも明らかではありませんか。
一方我々新運転もその長い歴史の中で、労働者供給事業を業として就労の形態こそ違え、目的としているところは皆さんと何ら変わりはありません。それは労働者の賃金労働条件の向上、労働基準法に代表される各種労働法制の遵守、利用者が安心してまかせることができる人と車の提供なのです。
そこで我々は本日を契機として、 白タク合法化 反対運動にお集まり頂いた会場の皆さんを始め、全国のハイタク労働者と共に、敢然と反対を表明し、世界一と言われる日本のハイタク産業を絶対に守り抜くことを誓います。
共に闘いましょう。 2018年5月23日 新産別運転者労働組合
表明が終わり、まとめ、集会決議案が承認され閉会の挨拶があり団結ガンバロウで締めくくりデモ行進となった。
5.23集会次第・集会決議(案)
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(書記局:椎葉)